何が不幸なのかさっぱりわからない

某所で「彼女は混血児で中卒だから不幸」なんて書いてあったけど、nanaにはそれのどこが不幸なのかわからない。63年以上前の日本ならともかく、今の日本でハーフやクォーターなんて珍しくもなんともない。表参道なんて歩いている人がハーフやクォーターのほうが多いくらい。見た目はアングロサクソン大阪弁しか話せないハーフとか普通にいるぢゃん。それよりも、それを「不幸」といってしまう絶滅危惧種な人がいることに驚いた。nanaはどちらでもないけど彼女を不幸認定することがわからない。大体、裕福で大学院を卒業してエリートコースを歩んでいる人間だからとか、皇族だからといって幸せとは限らないでしょ。前者のほうは遊びたかった子供時代に塾通いのため仲良しの友達と遊ぶことすらできなかったことを悔やんでるかもしれないし、小さい頃から現在に至るまで競争しなきゃいけないことに嫌気をさしているかもしれない。後者だって一般家庭のように外部からなんの干渉もされずに生きてみたいと思ってるかもしれないじゃない。幸・不幸なんて他人が決めるものではなくて本人が決めるものだしね。
旅行に行くと金髪の両親にその子供たち。その子供たちの中の一人だけがアジア系なんていう家族も見る。彼女のお母様がどの国の出身なのか知らないけど、たとえば、東南アジア方面出身だとしても、彼女自身は今現在日本でスキルを身につけて働いてお給料をもらって普通に暮らしてるんだから逆に「幸せ」なんぢゃないの?とりあえずは食べ物や衣服に不自由しないし、帰国しようと思えばいつだってスグに帰れるんだから。この絶滅危惧種の人は、日本人と欧米系の人との間に生まれたハーフなら「日本人とのハーフだから不幸」って言うのかな。